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愛と励ましの言葉366日
愛と励ましの言葉366日 (JUGEMレビュー »)
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未完成的小説的快楽2007 愛のハイスクールコマンド vol,18
「大丈夫だろう・・・。學園の規則通り、ナイキのセーフティ・ジャケットを付けていれば、命に別状はないはずだ。」

彼は女のそばにひざまづき、ピンク色の頬に手をやった。
やはり、まだ暖かい。
若い女の肌の、やさしい手触りだ。

しかし、何かおかしい。
足元を見ると、薔薇の花のような鮮やかな液体が、ゆっくりと女の身体から流れ出してくるのが見えた。

見る間に、それが今日太の戦闘靴を赤く染めてゆく。

ふいに、入学式の時の学長の言葉がよみがえった。
「どんな時でも、ターゲットに対する愛を失ってはならない。愛がなければ、敵を倒すことはできない。
心の底からターゲットを愛していれば、敵はみずから、君の前に現れて、君の銃口の前に胸を差し出すのだ。愛しなさい、君の敵を。君の恋人を。君の国を。そして、限りない愛を込めて、ターゲットを
消去
するのだ。それこそがこの平和と自由の国における、君の権利であり、きみの義務なのだ」

今日太は、戦闘体育館の高く清潔な天井に向けて、9ミリパラベラム弾を1発発射した。
それは、ただのありふれた勝利の儀式にすぎなかった。
posted by: eiji3 | 未完成的小説的快楽2007 愛のハイスクールコマンド | 05:35 | comments(0) | trackbacks(15) |-
未完成的小説的快楽2007 愛のハイスクールコマンド vol,17
その時、何故かふいに、女の記憶が鮮やかによみがえった。
入学して間もない戦闘訓練の時に、なにげなくコルト・ガバメントの安全装置の解除の方法を教えてくれた、
あの少女
だった。

あの長い髪も、スレンダーなヒップラインも、アイスクリームのように冷たく美しいあの瞳も、すべてが一瞬に、押し寄せるようによみがえってきた。

「俺があの娘を撃ったのか?」

今日太は、思わず気が狂いそうになる自分を、かろうじて抑制した。

「いや、違う。俺じゃない。この俺は本当の俺じゃないんだ。俺はただのコマンドにすぎない。無害な殺人ロボットのようなものだ。これはただの授業にすぎない。カリキュラムの一部にすぎない。俺は愛国教育会議が定めたコマンド・カリキュラムのプロセスを、規則通り、無難にこなしただけだ。俺はただの優秀な、少しだけ成績のいい善良な生徒にすぎないんだ。」

彼はゆっくりと、女の方に歩み寄った。
posted by: eiji3 | 未完成的小説的快楽2007 愛のハイスクールコマンド | 05:17 | comments(0) | trackbacks(2) |-
未完成的小説的快楽2007 愛のハイスクールコマンド vol,16
左手で肩を押さえてみたが、ちょうど防弾チョッキの肩当ての部分だったので、思ったほど大きなダメージはなかった。
しかし、鋭いパンチを食ったような、
にぶい痛み
がある。

女はようすを見ているのか、攻撃して来ない。
今日太は反撃するために、ベレッタを構えたが、痛みのために、照準がぶれる。

女が隣のバリケードに飛び移ろうとした瞬間だった。
ベレッタのトリガーを、今日太は素早く
引き絞った。

3発の9ミリパラベラム弾が、女のやせた身体を愛撫するように砕いた。
一瞬、女の身体が宙に浮いたように見えた。

それはまるで、華やかな魔術ショーのように美しく、幻惑的だった。
しかし、次の瞬間には、全身の関節が外れたかのように身体が柔らかくなり、ゆっくりと溶けるように、コンクリートの床の上に落ちて行った。
posted by: eiji3 | 未完成的小説的快楽2007 愛のハイスクールコマンド | 05:06 | comments(0) | trackbacks(2) |-
未完成的小説的快楽2007 愛のハイスクールコマンド vol,15
敵はあわてて2発発射したが、かすりもしなかった。
一瞬敵の姿が見えたと同時に、今日太も2発連射した。

撃ってから、軽いショックがあった。
「女か・・・?」
確かに女だった。
肩まである長い髪を振り乱しながら、バリケードの陰に隠れるのが見えた。

女だからといって別に珍しくはないが、どこか見覚えのある女だった。
しかし、はっきりとは思い出せない。

次の瞬間、重い銃声がして、右の肩に強いパンチをくらったような衝撃があった。
「くそっ・・・」と今日太は思わずのけぞりながら、吐き捨てた。

posted by: eiji3 | 未完成的小説的快楽2007 愛のハイスクールコマンド | 05:11 | comments(0) | trackbacks(5) |-
未完成的小説的快楽2007 愛のハイスクールコマンド vol,14
わずかだが、手応えがあったようだ。
致命傷ではないようだが、頭をかすったのかもしれない。

敵の動きが止まり、とまどう気配がする。

しかし、今度は今日太が頭を出した瞬間、沈黙したはずのガバメントが唸った。
弾丸は後ろにあるバリケードに着弾して、どこかへ跳ね返って行った。
意味のない発砲のようだ。

敵が出血しているのかどうかは、まだ確認できない。
出血がひどければ、ドクターストップがかかるかもしれない。

今日太はもう一度、バリケードの陰から敵に向かって銃を構えた。
今度は、本気で倒すつもりだ。

しかし相手は動かない。

隣のバリケードに飛び移っても、ガバメントは反応しなかった。

一気に、今日太はバリケードの間を走り抜けた。
posted by: eiji3 | 未完成的小説的快楽2007 愛のハイスクールコマンド | 05:22 | comments(0) | trackbacks(0) |-
未完成的小説的快楽2007 愛のハイスクールコマンド vol,13
さすがに今度は、ガバメントは火を吹かなかった。
敵もやや落ち着いて来たのかもしれない。

だとすれば、悪い徴候だ。

今日太はベレッタの照準を、敵のいるバリケードにセットした。
そして、待った。

いつでも発射できるよう、トリガーに指を乗せた。
反応をよくするため、トリガーはやや
軽めにセッティング
してある。

敵が状況を確認するため、わずかに頭を出した瞬間だった。
今日太のベレッタが初めて、火を吹いた。

やや甲高い、軽いファイアリング・ノイズが体育館に響いた。
posted by: eiji3 | 未完成的小説的快楽2007 愛のハイスクールコマンド | 05:28 | comments(0) | trackbacks(0) |-
未完成的小説的快楽2007 愛のハイスクールコマンド vol,12
今度は、今日太の頭の上をかすめたが、第一弾にくらべると精度が低い。
どうやらコルト・ガバメントを使っているようだ。

命中精度よりも、破壊力を重視するタイプだ。
性格はおそらく暴力的で、協調性がない男または女だ。

まだ距離があるので、ガバメントを選んだのは間違いだ、と今日太は思った。
しかし、万一ヒットした場合は、破壊力が強いので、警戒はしておく必要があった。

どちらにしても、かなり気の短いやつらしい。
この調子だと、あと10分もすれば弾丸を撃ちつくしてしまうかもしれない。

ガバメントの場合は装弾数が少ないため、マガジンを一回に限って交換することが認められているが、交換する時の、
一瞬のすき
に撃たれてしまうケースも少なくない。

よほどガバメントが好きなのだろう。


再びタイミングを見計らってから、今日太は次のバリケードに飛び移った。

posted by: eiji3 | 未完成的小説的快楽2007 愛のハイスクールコマンド | 21:04 | comments(0) | trackbacks(0) |-
未完成的小説的快楽2007 愛のハイスクールコマンド vol,11
動いた・・・。
見つけたぞ、と今日太は心の中で叫んだ。

獣のように、血が騒ぐ音が、心臓の中から聞こえそうだった。
素早くベレッタを構えて、ターゲットに狙いをつけた。
しかし、まだ撃たなかった。

まだ決定的なタイミングがつかめない。
敵はまた消えた。

しかし、場所はわかった。
あとは時間をかけて、ターゲットを絞り込んで行くだけだ。

確実にターゲットを追いつめて行くだけだ。
野獣のように冷静に、敵の行動パターンを分析すべきだ。

滑るように、今日太は隣のバリケードのほうにしなやかに身体を移動させた。

その瞬間、再び敵のハンドガンが、ブルドッグのように吠えた。


posted by: eiji3 | 未完成的小説的快楽2007 愛のハイスクールコマンド | 06:07 | comments(0) | trackbacks(0) |-
未完成的小説的快楽2007 愛のハイスクールコマンド vol,10
張りつめた細い針金のような時間が流れた。
お互いに相手の動きを把握しようとして、息を詰めているのだ。

忍者のように自分の気配を消して、バリケードやコンクリートの床と一体になる。
それが今のこの一瞬を生き伸びるための、最良の方法だった。

問題はどちらが先に動くか、だった。
動かなければ、このまま体力を消耗してしまう。
動いても、敵の標的になってしまう。

おそらく、相手も同じことを考えているのかもしれない。

待つ、ただ待ち続ける。
それしかないのか。

忍耐は攻撃である。
そんな格言はなかっただろうか。

その時、一瞬ひらめくように何かの影が、バリケードの後ろを水平によぎった。
posted by: eiji3 | 未完成的小説的快楽2007 愛のハイスクールコマンド | 04:36 | comments(0) | trackbacks(0) |-
未完成的小説的快楽2007 愛のハイスクールコマンド vol,9
どうやら怪我はないようだったが、危ないところだった。
銃声のした方向を確認してみたが、何も見えない。

ターゲットを甘く見過ぎたようだ。
もう少し腕のいい相手だったら、今頃、
致命傷
を負っていたかもしれない。
あるいは死んでいたか、どちらかだ。

ターゲットは再び気配を消している。
意外にタフなやつなのだろうか。
それとも、運がいいだけなのか。
その答えを知りたいと、今日太は思った。

かすかな無煙火薬のにおいがどこからか流れてくる。
長い沈黙が続く。
posted by: eiji3 | 未完成的小説的快楽2007 愛のハイスクールコマンド | 21:48 | comments(0) | trackbacks(0) |-