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毒書的快楽2009.6.26
評価:
村上 春樹
新潮社
¥ 1,890
(2009-05-29)

評価:
村上 春樹
新潮社
¥ 1,890
(2009-05-29)



高速長田のTUTAYAの、


エントランスの真ん前にその本はあった。


村上春樹の「1Q84」だ。


表紙のデザインもシンプルで、よく目立つ。


1巻と2巻が置いてあったが、1巻はあと3冊、2巻は5冊以上あった。


本の前に貼ってあったチラシを見ると、この時は2回目の入荷らしい。


やはり1巻と2巻をまとめて買う人は少ないようだ。


それだけボリュームがあるということだろう。


確かに分厚い本だ。


1巻が554ページ、2巻が500ページある。





私は思わず1巻のほうを手に取ってしまった。


これはわたし的には、珍しい出来事だった。


若い頃に「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」


を読んで以来、久しぶりの村上作品だ。


もしその時眼に入らなければ、この久しぶりの村上作品との出会いも


なかったかもしれない。


手に持った感じは、「ハードボイルドワンダーランド」と


あまり変わらない感じだ。


厳密に言えば「ハードボイルド」のほうが少し分厚かったかもしれない。


「ハードボイルド」の場合は、ケースに入っていたが、


今度の作品はケースがない。




なんと言っても分厚い本なので、読み始めるまでには、


やや時間がかかる。


取れたてののマグロか、カツオのように、少し寝かせておく必要がある。


そして6月12日の、金曜日の夜に初めてページを開いた。





書き出しはテレビなどのニュースでおなじみになった、


ヤナーチェックの「シンフォニエッタ」がタクシーのFM放送から流れる


というシーンで始まる。


比較的読みやすい部分だ。


難解な用語も少なく、プルーストのような観念的で、


偏執狂的な心理的描写もあまり見られない。



ごく普通の、ありふれた物語のようにさりげなく、


語り手は静かに語り始める。





渋滞中の首都高速、トヨタ・クラウンロイヤルサルーン、


ジュンコ・シマダのウールのスーツ、


どれをとっても平凡な日本的資本主義社会の縮図にしか見えない。


しかし、「ハードボイルドワンダーランド」と比較してみると、


やはりこの作家の変化が気になって来る。


「ハードボイルド」のほうが、もっと牧歌的な、


もう少し観念的な世界観に彩られていたように思う。


多分、もう少し読み進めてみれば、


おそらく何か仕掛けがあるのだろうと、私は考えた。






予想通り、首都高速の階段を下りた青豆が、


警官とすれ違うあたりから、村上ワールドの世界観に


読者を導くための伏線が、慎重に張られ始める。


つい、読み飛ばしてしまうほど細い線だが、


このあとも何回も繰り返して挿入され、


ちょうどクモの糸のように作品全体にはりめぐらされて行く。


そして、読者が気がついたときには、


いつの間にか作者の世界の中に入ってしまっているというわけだ。





世界観といえば、もうひとつ気になったことがある。

これも、「ハードボイルドワンダーランド」との比較になるが、

セックスに関する描写や、信仰宗教の教祖の人間像などのなかに

なつかしい既視感のようなものを覚えた。

なんとなく大江健三郎の世界に近づいたような印象を受けたのだ。

これは村上自身が意識しているかどうか不明だが、

今後の展開のなかで、どう変化して行くか興味深いものがある。






その夜の2〜3時間で、私は1巻と2巻を読み終えた。

もちろん、飛ばし読みだが、


こんな長い小説を読むのは久しぶりのことだ。



結局、この物語は終わったようにも、


終わっていないようにも見える。


あるいは3巻、4巻も続いて書かれて行くのだろうか?


その意味では、この作品は村上春樹版の「失われた時を求めて」


になるのかもしれない。




プルーストが、完璧に遮音装置が施された暗く静かな部屋で、



執拗に書き続けた物語を、



村上春樹は明るく清潔な書斎で、ピアノでジャズを弾くように、


ワープロのキーを軽やかに叩きつづけながら、


書き継いで行くのだろうか。









JUGEMテーマ:読書
 

posted by: eiji3 | <小説>村上春樹コーナー | 13:24 | comments(1) | trackbacks(1) |-
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| 藍色 | 2012/01/06 6:25 PM |









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2012/01/06 6:24 PM
心から一歩も外に出ないものごとは、この世界にはない。心から外に出ないものごとは、そこに別の世界を作り上げていく。 「こうであったかもしれない」過去が、その暗い鏡に浮かび上がらせるのは、「そうで...
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